英語の参考書をたくさん買ったことに満足して勉強しない悩み

TOEIC関係

TOEICの本、20冊ぐらいもってるけど、買っただけで満足してしまったんですよね。

買うだけで満足しちゃうこと、よくあるわよね。

このように、参考書はたくさん買ったけど、買うだけで満足してしまうことってありますよね。

今日は、この「たくさん参考書を買ってしまう」ことについて、私の意見をご紹介していきたいと思います。

参考書をたくさん買ってしまうことについて

結論

結論を先に書いてしまいますと、これは、私は悪いことではないと思います。かくいう私も、実は、きちんと学習習慣がつく前は、たくさんの参考書を買ってしまっていました。

「買ってしまっていました」と過去形で書きましたが、実は、今でも買ってしまっています。ですので、買うこと自体は、何も悪いことはないんですよね。

よく、「参考書をたくさん買ってしまうのは、無能なヤツのやることだ」とかいう人もいるんですが、これは違うと私は思います。

やっぱり、「英語ができるようになりたい!」と思ったから「たくさん本を買ってしまった」わけですので、本をたくさん買ってしまっている地点で、何もしていない人よりは英語学習一歩リードしていると考えてよいと思います。

少なくとも、モチベーションがあるからこそ、本をたくさん買うわけですから、これは、だいぶ良いことだと思うんです。

私も、実はTOEIC560点から英語学習をスタートしたときに、参考書を10冊ぐらいまとめて買いました。全部、完全にやりこんだわけではないですが、何事も勉強を始めるときには、このぐらいの意気込みは必要だと思うんですよね。

作家の立花隆さんは、「何かのジャンルを勉強しようと思ったら、まず20冊ぐらいまとめ買いしろ」というようなことを言っていたと記憶しています。

また、作家の司馬遼太郎さんが新しい小説に取り組み始めると、神田の古本屋から、そのジャンルの本が一気になくなったとも聞いたことがあります。

さすがに、それだけの本を全部読むのは難しいと思うので、何割かは「積読」になっていると思うんですよね。でも、やっぱり、凄い気迫だと思うし、これは見習った方が良いと思います。

なので、「本をたくさん買ってしまった。」というのは、実は、悪いことではないということですね。

では、何が悪いのか?

「参考書をたくさん買う」というところまではOKでした。これは、英語学習のモチベーションがない人にはできないことなので、モチベーションがあるだけで、周囲の英語学習者よりも一歩先にいっていると考えて間違いないと思います。

では、何が悪いのか?

これは、「買って満足して勉強をしない」ことですよね。「買った本を使って、勉強しましょう!」ということですね。

当たり前ですが、買っただけで英語ができるようになるわけありませんので、これらの本を使って勉強することが一番重要です。

学習の注意点(全部やろうとしてはダメ。1冊を完璧にしてください)

あと、「たくさん買った」のは良いんですが、「広く浅く」勉強していくのは効果がないのでやめましょう。

最初に、「たくさんの本」の中から、「自分に合っていると思える本」とか「わかりやすそうな本」を1冊抽出しましょう。

そして、その1冊選んだ本をまずは集中して学習してみましょう。

まず、1回問題を解いてください。この時に、よく勘違いしてしまうのは、「1回目も勉強」と思ってしまうことですね。

実は、1回目というのは勉強ではないのだと私は思います。1回目は、「自分が今の実力でできる問題と、できない問題のふるい分け作業」なんです。

「勉強」というのは、「今の自分にできないこと」を「できること」にしていくことを言いますので、この「1回目にできなかった問題」を「できるようにしていく」ことが、真の意味での勉強なんですね。

詳しい参考書の実施方法は、以下の記事にまとめておきましたのでご覧ください。

例えば、模試をやったとしたら、990点取れるまでやるぐらいに、模試をやりこむ必要があるということですね。

何回も勉強して、すべての問題を解説できるぐらいになったら、次の参考書に進んでOKです。

「たくさん本を買ってしまった」ことのマイナスポイント

つまり、「たくさん参考書を買って、何が問題だったか」を考えると、1冊の問題集を完璧にするのに、2か月とか3か月とか、掛かってしまうので、たくさん買っても、「なかなか全部やることはできない」のと、このぐらい1冊の問題集を完璧にできるようにすると、「目標点数に到達してしまう」ことですね。

例えば、今、ご自身のTOEICスコアが400点だとして、「目指せ!TOEIC600点」という問題集を10冊ぐらい買ってしまったとします。そして、この中から良さそうな問題集を選んで、1冊、2冊ぐらい完璧に仕上げると、600点には到達してしまうんですね。

そう考えると、他の問題集は、「買い損」になってしまうということですね。

また、TOEICに関しては、次々に鮮度が高い新しい参考書が出版されてくるので、最初にたくさん本を買ってしまうと、「鮮度が落ちる」つまり、情報が古い本のストックができちゃうというのが問題だと思います。

もし、「鮮度が落ちてしまった本」が残っていても、新しくて良い本が出版されていたら、また出費になってしまうとは思うのですが、新しい本を買うのをお勧めします。

本にかかる出費よりも、やはり、TOEICの点数を上げたり、英語ができるようになったりする方が重要ですので。

まとめ

それでは、箇条書きでこれまでの内容をまとめます。

  • 「たくさん本を買う」のは悪いことではなくて、むしろ、良いことだ。
  • ただ、「買うだけで満足」は良くない。実際に勉強しよう。
  • 「たくさんの本」で勉強するのはNG。良さそうな本に絞って、その本を完璧にしよう
  • 「たくさん本を買う」と、全部できない可能性が高く、無駄な出費になる可能性はある

といったところでしょうか。

ちなみに、私はかなりたくさんの本を買ってしまいましたが、そのことについては全く後悔していません。

やっぱり、何事も、無駄を完全になくせば良いという話ではなくて、無駄なことを色々したりして、反省して、そこからでなければ、正しい勉強法に行きつかないんだと私は思います。私もかなり試行錯誤しました。この試行錯誤は、本ブログでみなさんと共有していきたいと思います。

ということで、「たくさん参考書を買ってしまった」方は、そこまではOKだと思います。その本を使って、実際に勉強すればいいだけですので、他の人よりは一歩進んでいると思って、笑顔で今日から勉強を始めてみましょう!

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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