TOEIC560点~700点の学習法(英文法編)

TOEIC関係

40歳を過ぎてから英語学習を本格的にはじめて、どうやったらTOEIC900点をとれたの??過程を教えてほしいなぁ。

と、思ってくれている人がいるといいなぁと思って、ブログをはじめました。

それでは、私が実際にTOEIC700点を取得するまでに実施した勉強法を紹介したいと思います。

実際にやってみた内容と、「もっとこうしておけば良かった。」と思う反省点を交えつつ、紹介したいと思います。

中学英文法の復習

会社で受験したTOEICテストの結果が560点。そこから、英語学習を開始しました。

一番最初に実施したのが、「中学英文法の復習」でした。

TOEIC560点は、実は会社の中では比較的、高い点数だったし、当時、「これだけ点数を取れるんだったら、中学英文法なんかやらなくて良いか。」とも思いました。

しかし、中長期的に英語学習をしていこうと決意したので、それだったら、一番最初のところから、基礎からやったほうがいいだろうということで、中学英文法から始めました。

これは今考えても正解だったと思います。英語学習は「急がば回れ」が重要と思います。一見、効率が悪そうに見えることでも、地道にやっていくことが重要と思います。

実際にやったこととしては、参考書を一冊購入して、それを徹底的にやりこみました。
それは以下の参考書です。

Amazonの評価を見ると、4ぐらいになっていて、「Evineって外国人だと思った。」とか、「文法用語がうざい」みたいな低評価コメントもありましたが、私はこの本はとても良い本だと思いました。

Kindle版でもでていますが、紙の本を購入することをおすすめします(日付と〇×△をつけるため(後述します))。

私が本書をやって良かったと思うポイントをまとめてみます。

  • 中学レベルの英文法(英検3級レベル)を網羅してある
  • 文法用語も適切に使われていて、解説が詳しい
  • アウトプットも重視したつくりになっている

中学英文法は、これ1冊きちんとやれば、他には手を出す必要はないと思います。一冊の本をきちんとやりきるのが重要です。

著者は、「英文法の用語も、きちんと覚えるのが重要」と主張していまして、これは確かに私もそう思います。

中学レベルぐらいの英文であれば、そこまで文法云々言わなくても読めてしまったりするかもしれません。

TOEICのPart7の英文などは、きちんと英文法の知識を駆使して読まないと、正解できませんし、そもそも、英文法がわからないとPart5&6の問題は解けないです。

英会話も、英文法に基づいて話す必要があるので、そういう意味でも重要です。

また、復習問題や演習問題も豊富に載っていて、学習した章がきちんと理解できているかチェックができるようになっています。

インプットステージ⇒アウトプットステージという風に各レッスンが進んでいくので、とても学習しやすいと思います。やっぱり、アウトプットできるのが良いよなぁと思いました。

アウトプットの重要性は、以下の本にも載ってます。

これは、英語とは関係ないですが、とても面白い本だと思います。気になる方は読んてみてはいかがでしょうか?

「勉強法の本ばかり読んでいて、勉強しない。」となってしまうとダメですが、たまに、こういう本を読んで、自分の勉強法を見直すのも良いかもしれません。

参考書の使い方

それでは、実際に参考書のやり方を説明していきましょう。2通りのやり方を紹介したいと思います。私は、最初のほうのやり方でやりましたが、後者のほうが効率は良さそうな気はします。

  1. インプットステージを先にやる方法
  2. アウトプットステージを先にやって、間違えたところをインプットステージで確認する方法

1.の方法は、参考書の最初から順番にやっていく方法です。英文法に慣れていない方や、回り道をしても抜け漏れがないようにやっていきたい人は、こちらでやりましょう

2.は効率を重視した方法で、英文法にある程度の自信がある方や、中学英文法をサクっと終わらせたい方にお勧めします。

まず、アウトプットステージを先に実施して、答え合わせをします。ここで、間違えた問題や、わからなかった問題があれば、インプットステージに戻って確認していくようにします。

あまり間違える問題が多いと、インプットステージを先にやったほうが早いので、そこは実際にやってみて、ご自身がどちらが向いているか確認してください。

以上の1.と2.でどちらも、以下のことに気を付けて学習することが重要です。

  • 「忘れてしまう」ことに対策を打つ
  • 勉強した痕跡を残す

「エビングハウスの忘却曲線」はご存じでしょうか?

よく考えなくてはいけないのは、人間は忘れて当然・・・といいますか、忘れるようにできているんですね。

なので、このことに何か対策をしておかないと、「勉強はしたけど、1か月後は何も覚えてませんでした。」となってしまいますよね。

忘却曲線 - Wikipedia

やはり、1冊の参考書を完璧に自分のものにするためには、「何回もやる」ことが重要です。そして、何回もやるために「勉強した痕跡を残す」のが重要です。

参考書をやるときは、まず初めに、勉強した日の日付を書くことおすすめします。

これは、学習内容を記憶しておくために、「1日後、3日後、1週間後、1か月後」に復習するためです。

分からなかったところや重要だと思ったところには、下線を引いたり、枠で囲ったりしておきましょう。

また、間違えたりわからなかったりした問題には印をつけておくことをおすすめします。

私の場合、自信をもって分かった問題には「〇」をつけ、答えがあっていたけれども自信がなかった問題には「△」、できなかった問題には「×」をつけてました。

「〇」が今後、まったく解きなおす必要がない問題です。で、△と×がついている問題は、学習したその日のうちに、「なぜ、間違えてしまったのか?」を理解して、正解できるようにしておきましょう。

そして、次の日は、「△」と「×」がついている問題を、また全部解きなおします。なぜかというと、「忘れてしまっている可能性がある」からです。

そして、できたら、以前に△や×を付けたところの隣あたりに、〇を書いておいてください。そして、それが終わってから、新しいところの勉強を開始しましょう。新しく学習したところは、同じように、〇×△をつけて、×△のところを次の日にやり直してください。

復習してから2~3日後に、×と△がついている問題を、もう一度やり直します。

そして、1週間後と1か月後に、もう一度ずつやります。

このように、「勉強した日付と、〇×△を利用して、復習していく。」というのが、学習において最も重要と思います。

英語学習は、長期的に考えなければならないので、学校の定期試験のように、「すぐに覚えてすぐに忘れる。」というのはよろしくない、ということです。

回り道をしても、しつこいぐらいにやっていくことが重要になります。

特に、40歳を過ぎた社会人の方は、何度もやらないと覚えられないと思いますので、何度でも覚えるまでやりこみましょう。

何度もやると、進みが遅くなるので、どんどん先に進んでいってしまいたくなるのが人情なのですが、そこは先に進みたい気持ちをぐっとこらえて、何度も復習するのが重要です。

おそらく、これをやるかやらないかで、英語ができるようになるか、ならないか、が変わってくると思います。「しつこさ」が本当に重要なんですね。

それと、私は、当時はやらなかったのですが、参考書に載っている英文を、スラスラ言えるように音読しておくとよいかもしれません。色々工夫しながら、五感を使って学習していく、というのが重要と思います。

以上のようなやり方で、この本を1冊終わられば、TOEIC700点ぐらいは取得できる文法力を身に着けることができるはずです。

私の場合、この本を2か月(かかりすぎ・・・)ぐらいかけて終わらせました。

しかし、中学校3年間かけてやる内容を、2か月でできたということは、これは結構すごいことだったのではないか、と思います。

ポイントは、社会人が、中学英文法をもう一度学びなおそうと思うかどうか、だと思います。

私自身は、最初はかなり抵抗がありました。が、今となっては、ここからスタートして本当に良かったなぁと思います。

「Evineの中学英文法を修了するドリル」がどうしても嫌だ!という方には、定評のある以下の本を紹介しておきます。

私自身、使ったことがないのでお勧めするのもどうかとは思うのですが、いろんなTOEIC学習の本に「この本はよい。」と紹介されています。

日付と〇×△を入れて、忘れないように勧めていくやり方は、Evineの本と一緒で良いと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました