今回は、子供の英語教育について取り上げようと思います。
私事ですが、2019年に女の子の赤ちゃんが生まれました。子供を見ているうちに、「こういう英語教育を受けさせたい。」という願いのようなものが芽生えたので、今回は「子供の英語教育」について話をしたいと思います。
今回の記事は、以下のような方のお役に立てる記事になっています。
・子供の英語教育について悩まれている方
・子供の英語教育指針について考えている方
・TOEIC900取得者がどのように子供の英語学習をさせようとしているか知りたい方
それでは、本題に入りたいと思います。
いつから英語を始めるべきか?
私は、昔のように中学から英語を始めれば良いのではないかと考えています。
最近は、小学校でも英語を習うようになったらしいですが、これはあまり意味がないのではないか、と思います。
理由はいくつかあります。
- 小学校の先生が本当に英語を教えることができるのか?
- 日本語の能力もまだまだ伸びる時期に、国語をやらずして英語をやる意味はあるのか?
- 他にも優先すべき事柄があるのではないだろうか?
と、考えてます。それぞれの疑問について、詳細に見ていきたいと思います。
小学校の先生が英語を教えられるか?
私は、「英語を他人に教えられるレベル」はかなり高いレベルが求められると思います。
私はTOEIC900点を取得していますが、それでも、小学生に英語を教えられる気がしません。
小学生は、色々なことをすぐに吸収してしまうと思うので、間違えた発音で先生が話をしていたら、その間違えた発音で覚えてしまいます。
今の、中学や高校の英語の先生だって、そんなに英語力は高くないと思います。TOEIC700点でさえ、取得できない人が多いと聞きます。
私自身は、そういうあまり英語力が高くない先生に教えられて、英語が嫌いになった記憶があるので、小学生のうちは、「英語力をつける」ことよりも、「英語を嫌いにさせないこと」のほうがだいぶ重要だと考えます。
ということで、「先生のレベル」のことを考えて、あまり小学生のころから変な英語を教えて、英語嫌いを増やさないでほしいと私は考えます。
国語を先にやるべき
小学生のころから、英語をやる必要はない理由としては、やっぱり、日本に生まれからには、日本語を先にしっかりと学ぶべきだと思うからです。
最近、40歳を過ぎて本気で英語の学習を始めて感じるのは、「日本語の本をたくさん読んできて良かった。」ということです。日本語のベースがあると、英語学習もだいぶやりやすくなるのは、確かな事実と思います。
やっぱり、TOEICを受験しても、凄くたくさんの英文を読まされますし、そもそも、日本語で読むことができない文章を、英語で読めと言われても無理なのは明白だと思います。
40歳を過ぎてもそう感じるわけですから、小学生のうちはまず、国語をきちんと学習しておけば間違いないと思います。
それに、第二外国語として英語を学ぶ場合は、母語の日本語がベースとなりますので、母語の能力を上げておくと、英語力を向上させやすいというのは明白な事実と思います。
他にも学ぶことがたくさんあります!
小学生は、英語をやる前に、たくさんやるべきことがあると思います。
私の経験から考えるに、小学生は、たくさん遊んで、たくさん友達を作って、楽しいことが一番重要だと思います。
なので、勉強なんかそっちのけで、夕暮れになるまで遊びまわるのが子供の仕事だと思います。私の娘は、そういう風に育ってほしいと思います。
また、勉強だって、英語よりも優先すべきものがありますよね。私は、小学生は、国語と算数だけできていれば良いのではないかと思います。
江戸時代のころ、寺小屋で行われていたのは、「Reading Writing & Arithmetic」だったんですよね。すなわち、「読み、書き、そろばん」ですよね。これは大変すばらしい教育内容と思います。
小平邦彦(フィールズ賞受賞者)という、日本を代表する世界の数学者が言うには、「社会も勉強する意味があまりない。」ということです。これは私も100%同意します。
※フィールズ賞:数学のノーベル賞と言われている。
つまり、「大きくなったら自然にわかるようになることを、小学生のうちからわざわざ大事な時間を使って教える必要はないのではないか。」ということです。
小学校で本格的に学ぶ内容としては、「国語・算数」で十分だと私は思います。どちらも、若いときにしっかりやってないと、伸びない科目だからですね。
あとは、「楽しい科目」も大いにやってほしいです。「理科・体育」とかは楽しかった記憶があります。レンズで太陽光を集めて紙を燃やすのとか、凄く楽しかった記憶がありますし、跳び箱を飛べたときや、逆上がりができたときは、凄く嬉しかった記憶があります。
やっぱり、小学生は「楽しいのが一番」だと思いますし、楽しくなかったら学校に行くのも嫌になってしまいますよね。
そういう理由で、小学校で英語はあまりやらないくていいんじゃないか、というのが私の意見です。
中学からの英語教育
ということで、今までのように、中学から英語教育を始めれば良いのではないかと私は思います。
では、中学英語はどのように改革すれば良いと思うか?について話をしていきます。
中学生には、やはり、「英語の興味を失わないように」教えることが重要と思います。
私の場合は、中学の英語の先生が嫌いで授業が楽しくなかったので、英語が嫌いになりました。やっぱり、英語を好きになってもらうというのが、中学英語で一番重要なことだと思います。
中学に入って英語を勉強するようになって、「英語学習の目的」などについて、まったく話がなかった気がします。
「何のために、英語を学習する必要があるのか。」というのが明確になっていないと、普通の人は学習しませんよね。
なので、「なぜ、英語学習が重要なのか?」を中学校では教えてほしいと思います。
とはいっても、「自分自身、なぜ、英語が必要なのか。」がわかっていない中学校の先生もいると思うので、そうなってしまっていると、生徒も「なぜ、英語を勉強するのか」がわからないということになってしまうと思います。
そう考えると、生徒を教育する以前に、中学校の先生の教育が重要となりますし、もし、中学校でそのような「英語学習のモチベーション」について何も教わらないようでしたら、親が教えてあげる必要があると思います。
そのためには、親がモチベーションをもって、英語学習をしている必要があると思います。
私も、子供には、「英語を頑張って勉強すると、世界と選択肢が拡がって人生が楽しくなるんだ。」ということを伝えて行けたらと考えています。そのために、私自身、子供が大きくなるまでは頑張って英語学習を続けていこうと考えています。
あとは、今よりも、英語学習における「音声の役割」をもっと強調した方が良いと思います。
「音声抜きの文字だけ」だと、やっぱり、英語学習はうまく行かない・・・というのは私自身経験しましたし、これは、かなり重要なことだと思います。
これは、名古屋大学大学院の教授も同じことを言っていたので間違いないです。
まとめ
今回の記事をまとめます。
- 英語は中学からで良いと思う。
- その理由は、小学校の教員の英語力が不安である。
- 小学校では、英語よりも国語(日本語)のほうが重要である。
- 他に、算数などの重要な科目もある。
- 中学校でも、「英語は楽しい」を教えてほしい。
- 語学学習で「音声」の重要性をもっと強調してほしい。
ということです。
私が思うに、語学学習はものすごく継続が重要です。私はTOEIC900点を取得してから、毎日、英語学習を続けてますし、一朝一夕には、英語なんかできるようになるわけがないんです。
そこを、きちんと皆さんには理解してほしいと思います。
英語学習には、この「炎のモチベーション」が必須です。これは、英語ができるようになった人、全員に共通することだと思います。
この「モチベーション」をつぶさないようにすることに、小学校・中学校の英語教育において主眼をおかなければならないというのが私の主張です。
そして、好きになるか、嫌いになるかは「先生に依存することが多い。」わけでして、「先生は、いろんな人がいる」以上、小学校から英語を教えると「英語が嫌いになってしまう人も増えてしまう」ことは避けられないというのが私の意見です。
英語なんて、本当に必要と感じたら、40歳からでも勉強できるんです。しかも、「継続」する熱意と努力が必要です。なので、「嫌いにさせない」ということが、小学生教育においては最重要ですし、それが果たして可能なことなのか、これは私たちが注意を払ってみていく必要があることだと思います。
ともあれ、私たち大人が「英語を勉強している姿を子供たちに見せること」が、子供が英語学習をするための第一歩となると思いますので、まずは、我々大人が頑張って英語学習を続けていきましょう!
以上、最後までお読み頂き、ありがとうとざいました。
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