
昇進にTOEICの点数が必要になった

海外出張にTOEIC点数が必要になっちゃった
というような方もいらっしゃると思います。
今までは、「英語力そのものを上げる」ことに主眼を置いて、英語学習法をご紹介してきましたが、今回は、昇進や海外出張、または、大学院受験などで「TOEICの点数が必要になった」ときの、点数の上げ方に主眼をおいた学習法を紹介したいと思います。
今回の記事は、以下のような方にお役に立てる内容となっています。
・昇進や海外出張でTOEIC点数が必要になったので、TOEIC点数を短期間で上げたい。
・英語力よりも、TOEIC点数を先にあげたい。
・TOEICの点数を、大学院受験や転職など「資格」として使いたい。
それでは、「短期間でTOEICの点数を向上するための学習法についてご紹介していきます。
コスパが高いTOEIC点数について
今回は、TOEIC500点ぐらいは取得できている方で、730点ぐらいを目指そうと考えている方向けに書いています。
なぜかというと、「大学受験である程度英語を勉強した。」とか、「英会話教室に通っている。」という方に、このぐらいの点数の方が多いからです。
そして、500点ぐらい取得できている方は、少し努力するだけで、730点ぐらいはすぐに取れてしまうはずなんです。
そして、730点というと、「海外出張に行ける」ようになったり、「昇進条件を満たせ」たり、または、大学院受験でも、このぐらいの点数を取得できていれば合格できます。
つまり、730点を取得すると、TOEICスコアが「資格のように使える」ようになります。
もちろん、730点を取得できれば、転職もしやすくなると思います。
そして、500点取得できているということは、「英語の基礎」はある程度あるので、比較的簡単に730点までだったら向上させることができるんです。
つまり、このあたりのスコアを持っている人は、簡単にスコアがあがるし、資格として機能する730点をすぐに得られるし、学習することによるコスパが非常に高いのです。
とはいえ、私の見立てですと、1日3時間ぐらい学習しても、おおよそ、半年ぐらいは英語学習を継続しないと、730点までは上がらないのではないか、とも考えており、「継続することも重要」になってくると思います。
モチベーション(730点を取得できた自分をイメージしよう)
そういう意味で、半年ぐらいの英語学習の継続は必要になってきますので、そのためには、モチベーションが重要です。
できるだけ、具体的なモチベーションを設定するのが良いです。
例えば、「来年は絶対に海外出張に行く。」とか、「来年は絶対に大学院に合格するぞ!」とか、「来年は絶対に昇進基準を突破する。」とか、そういう具体的なものであればなんでもOKです。
そして、それを達成した自分を、強くイメージしてみてください。
「海外出張で、活躍できた自分」、「大学院で勉強している自分」、「昇進して部下と楽しく仕事をしている自分」などをイメージしてみてください。
そして、「絶対に実現するぞ」という強い思いをもとに、「英語学習を習慣化」することが重要です。
そこで、「通勤時間」「始業前」「お昼休み」などに学習することをお勧めします。これは、この時間は毎日必ずあるために、とても習慣化しやすいからです。
逆にダメなのが「業務後」などです。これは業務が長引くと、この時間を使えなくなるために、習慣化しにくいからです。
まずは、10分からでも、15分からでも良いので、「習慣化」していくことが英語学習(英語だけに限らずですが)では重要です。
英単語は覚えた方が良い
TOEICの英文法は、大学受験の英文法よりも範囲が狭く簡単です。なので、英文法がある程度できる方は、英文法は飛ばしてしまって、英単語の学習をすることをお勧めします。
TOEICの英単語は、大学受験の英単語とはかなり異なります。
英単語がわからないと、リスニングでは一発で答えられなくなってしまいますし、リーディングでは知らない単語があると読む速度がだいぶ落ちてしまいます。
単語を覚える方法としては、主に2つあります。
- 問題集を解いて、その中に出てくる単語を順次覚えていく方法
- 単語帳を使って、地味に覚えていく方法
私は、今までは主に「1.」の方法を使って覚えてきましたし、長期的に英語力を上げたいのであればこちらがお勧めです。
ただ、今回は、「短期間で730点をゲットする方法」ということで、「2.」の方法を使っても良いのではないかと思います。
以下のような、センテンスになっている単語帳が覚えやすいのではないかと思います。
これであれば、ただ単純に単語を覚えるというよりも、文章を読みながら単語を覚えられるので効率的なのではないかと思います。
音読
私は、「音読」をやるだけでも、730点ぐらいなら取得できると思います。そのぐらい、実は「音読」というのは英語学習において重要と思います。
しかし、私が音読を勧めても、実際にやってくれる人って少ないです。
確かに、「なんで音読をすると、リスニングが聞けるようになるのか。」とか、「なんで音読するとリーディングがスラスラ読めるようになるのか。」についての科学的な説明を与えることはできないです。
「リスニングを何回もやった方が、聞けるようになりそう。」とか「リーディングだったら、ひたすら黙読した方が読めるようになるはず。」と思ってしまう方がいらっしゃるのも良く理解できますし、理屈だけを考えると、私もそう思います。
けれど、900点を取得した今から考えると、「音読」をやったことが一番英語力を伸ばせた要因だと思うわけです。
TOEIC公式問題集のPart3とPart4を使って、「聞きながら音読してみる」ことをお勧めします。
「英語ができるようになった」という方は、必ずといっていいほど、「音読」をやっているようです。
これは、嘘だと思われるかもしれませんが、だまされたと思って、実施してみることをお勧めします。
「聞きながら音読が良い」という記事を書きましたので、ぜひ読んでみてください。
TOEIC受験の最小限のテクニック
実は、テクニックと言うかどうかはわからないのですが、最小限のTOEIC対策は必要ですので、まとめておきたいと思います。
各パートにどのような問題が出題されるかを事前に把握
当たり前かもしれませんが、事前に出題形式を知らないと、試験当日、慌ててしまって解答できなくなってしまうと思います。
事前に、「TOEIC公式問題集」を何回か解いて、出題形式は最低限把握しておきましょう。
TOEICの出題形式については、以下の記事をお読みください。
Part3,Part4の問題の先読み
これは、テクニックというよりも、MUSTで実施しなければならない事項と思います。
私は、TOEICの日本語バージョンの試験があったとして、たとえ、日本語で出題されたとしても、「先読み」をしない限り問題は解けないと思います。
そのぐらい重要なテクニックですので、絶対に実施してください。
先読みについて詳しく知りたい方は、以下の記事をお読みください。
太いシャープペンか鉛筆を使う
これも結構重要と思います。
このようなシャープペンを使って、マークシートに塗る時間を削減するのは、結構重要と思います。
TOEICは英語の試験であって、塗りつぶす速さを競う試験ではありませんので。
詳細には、以下にも記事を作っておきました。
まとめ
今回は、英語力を向上するためというよりも、TOEICの点数を資格として使いたい方に向けて、学習法をご紹介しました。
まとめますと、
- TOEIC730点を目指すのが良い(資格として使える点数)
- 500点ぐらい持っている方には、比較的容易に達成可能である
- モチベーションを明確化して、学習を習慣化すべき(500⇒730で半年程度は必要)
- 英語学習としては、「単語を覚える」と「音読」だけで達成可能である
- 最小限のTOEIC対策やテクニックは必要である
といったところでしょうか。
私は、TOEIC865点から915点を取得するのに1年を費やしました。しかも、50点上げたからと言って、特に昇進できるとか、海外出張に行けるとかそういったご利益はありませんでした。
なので、なおさら、500点ぐらいの人が730点を目指すのはかなりコスパがいいと思うんです。
資格としても、「大学院受験」や「昇進」さらには「海外出張」など、できることがかなり増える割には、取得するまでの努力はそこまでは大変ではありません。
やる気になりさえすれば、半年程度で730点は取得できる点数です。
そして、いったん、そこまで英語学習が継続できれば、そこから800点や900点を目指して学習したら、達成できる可能性もだいぶ上がると思います。
「いったん、英語学習を継続する。」というのが難しいことなのですが、そこをクリアさえできれば、英語力を徐々に上げていくことは可能です。
「大学受験の英語勉強は一応はやった。」とか、「英会話はやっている。」とかいう人は、ぜひ、730点を目指してみてください。英語でできることが増えていき、英語学習も楽しくなってくると思います。
以上、最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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