TOEICって、テクニックで点数があがるらしいよ。やってみようかな。
えっ?でも、テクニックで点数をとっても仕方ないと思うんだけど?
このような議論、よくなされてますよね。今回は、「TOEICのテクニック」について考えていきたいと思います。
結論をまず先に
私は、基本的に「テクニックは嫌いだし、使わなかった。」のですが、これは、「目的による」んだと思います。
私は基本的に、以下の2つの目的でTOEICを受験してました。
- TOEICの英語を学ぶことによって英語力を向上させる
- 英語力を計測する
この目的のためには、「テクニックは必要ない」ですよね。なので、私は基本的にテクニックは使わなかったです。
一方で、テクニックを使おうが何をしようが、点数を取るべき人もいます。
- 会社で昇進するのに必要
- 海外出張に必要
- 大学院の試験で必要
これは「運転免許」みたいなもので、何をやっても点数が取れてしまえばよいので、テクニックを使うのも仕方ないと思います。
ただ、よく考えたいのは、「海外出張に必要」な場合でも、テクニックだけで点数をとった人は、そのあと、本当に海外出張に行ったときに、英語力がないと困ってしまいますよね。
なので、私は、「最終手段」として以外は、あまりテクニックを学んでも仕方ないと思います。その時間があるんだったら、少しでも英語力を向上させるように頑張るべきと思います。
テクニックにも種類がある
また、「テクニック」にも種類があると思います。
馬鹿らしいテクニック
以前に、「Part1の写真を見て答える問題では、『Patio(中庭)』が選択肢にあったらこれが正解」とか、「Part2の問題では、『上司に聞いてください。』という答えがあったらこれが正解」とかいうテクニックがあるらしいと聞いたことがあるんですが、これはさすがに馬鹿らしいと思いました。
確かに、それを覚えればテストで点数は上がるのかもしれませんが、それに、何の意味があるのか、私にはまったく理解できません。
それに、そういう情報が、テスト製作者に知られてしまったら、逆にひっかけ問題を作られてしまう可能性もゼロではないわけで、そういう危険を冒すんだったら、きちんと聞き取って、自分の納得できる答えを選ぶべきだと私は思います。
まっとうなテクニック
一方で、Part3&4の「問題の先読み」については、これを「テクニック」と呼んでいる方もいますし、私もある意味、これはテクニックだとは思いますが、これはやらないとダメです。
なぜ、「先読み」をする必要があるのかは、以下の記事を読んでください。
日本語のTOEICに似たテストがあったとして、「先読み」しなかったら日本人でも満点は取れないと思いますし、やっぱり、「先読み」はふつうやりますよね。
もし、これを「テクニック」というのであれば、これは「まっとうなテクニック」だと思います。これは、「テクニックだから俺はやらない。」というと、本来の英語力さえ測れなくなってしまうので、きちんと先読みはやりましょう。
まとめ
「テクニックを使うかどうかは、目的による」という話を今回はしました。
ですが、やっぱり「テクニックに頼る」のはよくないというのは、ここまで読んでいただいた方にはご理解頂けたかと思います。
「転職にTOEICスコアが必要」といって、テクニックだけで900点を取得できたとしても、それだと転職先で英語ができずに困ってしまいますよね。
それは「大学院合格にはスコアが必要」でも、「海外出張にスコアが必要」でも同じことですよね。
「どうしても、TOEIC730点が必要だが、どうしても700点までしか行かない。」という悩みでしたら、「ちょっとテクニックで点数を上げて、英語力に関してはあとで努力して克服しよう。」というのは正直アリかなぁ・・・と思います。
とはいえ、英語力そのものを向上できるに越したことはありませんので、みなさんも、そういう小手先のテクニックに頼らず、英語力を上げることに集中しましょう!!
英語学習って、楽しいですよね!
以上、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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