TOEIC900点取得後の学習法

英語一般

「TOEIC満点を目指す」とか言ってるけど、まだTOEICの勉強を続けているの?

えっ、900点取ったら、もう英語なんか勉強しなくてもいいんじゃないの?

というようなことは、実生活でも聞かれたりします。

私自身は、「まだ、英語学習は始まったところだ。」と思って、毎日学習を継続してるので、その後、どういうことに取り組んでいったのかを紹介していきたいと思います。

英文法

えっ、また英文法??900点とっても、まだ英文法の学習が足りてないわけ?

と思われた方もいると思います。

実は、英文法は半分「趣味」みたいな感じで勉強してました。「よーし。900点取れた。これでいったん、TOEICからは離れよう。よかったー、自分の好きな勉強ができる!」と思って始めたのが、何を隠そう、「英文法の学習」だったんです。

そして、実際にやってみたのが、以下の有名な英文法の本です。


この本の良さを箇条書きにしますと

  • 英語がナチュラルで、実際に使える英語が載っている
  • 洋書なので、読むだけで読解の練習になる
  • 解説がものすごい丁寧で、目からうろこが落ちることが多い
  • 英語も比較的簡単で、読みやすい
  • カラフルで絵も豊富なので、シチュエーションも理解しやすい

日本語の文法書にはない魅力があります。しかも、かなり実用的です。

日本語の文法書では、文語的な表現も載っていたりしますが、English Grammar in Use は、日常会話で使う表現が多く、あまり文語的表現はのってません。つまり、かなり実用性が高い英文法書だと思います。

ですので、ここに書いてある例文を、「何度も口に出して言ってみる」ことによって、文法を「理解」するだけではなくて、「身につけて」、「口から言えるようにする」というのを意識してやってみると、英語が話せるようになると思います。

また、英語を学ぶ仲間たちと、この本で学んだ英語を使って、「ロールプレイ」してみるというのも、良いかもしれません。「ロールプレイ」というのは、教科書に書いてある英文を、そのまま、教科書に登場した人になりきって、演技をするという意味です。

これをやると、実際に「話す」こともできるようになると思います。英語学習は、アウトプットも重要ですよね。

この本は、TOEIC730点ぐらい取れるようになったら、読んでみると良いと思います。600点でも読めることは読めると思いますが、英語学習は、あまり背伸びをすると難しくて続かなくなってしまうと思いますので、「簡単に読める」ぐらいの英文をたくさん読んでいった方が良いと私は思います。

これは、かなりお勧めな英文法書ですので、みなさんも、ぜひ、読んでみてください。

ちなみに、ここで紹介したのは、「中級レベル」の本です。English Grammar in Useは、「初学者編」と「上級者編」もあるので、各レベルに合わせて使ってみたらいかがでしょうか?

「初学者編」と「上級者編」も紹介しておきます。(私は読んでないですが・・・。)


上記の本が「初級編」で、下記の本が「上級編」です。


上級者編は、著者が違うようです。私は「上級者編」をやったことないですが、いずれ、学習してみてレビューしていけたらいいなとは考えています。

多読(Amazon Kindleがかなりお勧め)

英語学習について述べられた本を読んでいると、「多読」が勧められていることが多いです。

そこで、多読を始めてみました。「多読はハードルが高そうだなぁ。」ということで、私はAmazon Kindleを買って、これを使い始めました。


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正直、Kindleなくして、英語の多読はできなかったと思います。私はKindleを英語学習されているみなさんにお勧めしたいと思います。詳細は、以下の記事をお読みください。

私は、TOEIC900点を取得してから、多読を始めたのですが、それでも、やっぱり多読は結構難しいと思いました。やっぱり、ある程度の英語力がないと、多読はできないのではないかと思います。

多読の前に、少なくとも、TOEIC730点ぐらいまでは、TOEICの模試や問題集などを使って学習し、ある程度、英語を読めるようにしておいた方が良いと思います。

その理由は

  • 知らない単語が多いと、いちいち調べないとならないので大変
  • 多読では、「知らない単語は調べないで良い」とされているが、それは無理な気がする
  • 英文法がわからないと、そもそも意味がわからない
  • ある程度、英語を左から右に読めるようになっていないとツラい

ということがあるためです。

実は、私はTOEIC900点まで頑張ったのですが、それでさえ、多読は、たとえKindleを使っても結構難しいと思いました。特に、大人向けに書かれた本などは難しいと思いました。

とはいえ、英語は、「理解」と「慣れ」の両方が必要であって、やっぱり「慣れるためには多読が良い」というのも真実だと思いますので、ぜひ、英語学習をされているみなさんには挑戦して頂きたいと思います。

英文読解

私は、大学受験の時に挫折した「ビジュアル英文解釈 伊藤和夫著」を、TOEIC900点を取れたから実施してみました。

なぜ、この本を読んだかというと、それは、TOEICの英文は比較的簡単なので、もっと複雑な英文を読めるようになるためには、大学受験でやったような学習も重要と考えたからです。

40歳を過ぎて、大学受験の本で学習してみました。(もっと若いときに、こういう学習を習慣化できていたら良かったなぁとは思ったのですが、それを言っても始まらないですからね。)

これは、内容的にはめちゃくちゃいい本でした。

「英語ができる人はこう読む」というが、ビジュアライズされていて、「なるほど、そう読むのか」と目からうろこなところがかなりありました。

また、チュートリアルというのがあって、学生が先生に質問する内容もあるのですが、これも、とても良いと思いました。私が疑問に感じたところも、チュートリアルで学生さんが質問してくれるので、おおよその疑問は解消できました。

下巻までやると、難関大学の読解にも対応できるらしく、とても高度な英文読解を、比較的簡単に学ぶことができる良書だと思います。私は下巻のほうも全部読みました。

正直、これはTOEICよりも難しい英文が取り扱われていて、TOEFLに出題されるような内容の英文が載ってます。(実際に、エジプトのミーラの話は、TOEFLの問題とほぼ同じ内容の英文が載ってました。)

私自身、TOEICができればいいとは思っておらず、「英語の総合力を高めたい」と思ってます。ですので、「英語を話したい」とはもちろん考えているんですが、「高度な英語読解力も身に着けたい」と考えていたので、このような大学受験向けの本も学習してみました。

日本の人は、「英語が話せるようになりたい。」という人が多いです。ただ、私が忘れてならないと思うのは、「話す内容が重要」ということです。

やっぱり、世界の人から尊敬され、世界の人から「友達になりたい」と思ってもらえるのは、「日本とはどういう国か」とか、「日本の文化」について語れる人だと思うんです。そういう観点で、「難しい英文も読み解けるようになる」ことは、「英語を話す」というのと同等以上の価値を持つと思います。

私は、この本を、何度も音読して、何度も黙読して、わからなかったところを枠で囲んで、次の日にその枠の内部を何度も読むということをやってみました。

そうやって、「何度も、何度も」「読んだり、話したり、書いたり、聞いたり」というのが英語学習において最も重要なことだと今は考えてます。

この本は、受験生だけではなくて、社会人が「英語をちゃんと読みたい!」と考えるときにも、大変、参考になる本だと思います。ぜひ、みなさんにも読んでいただきたい本です。

まとめ

TOEIC900点を取得できたものの、まだまだ、英語学習は始まったばかりと思います。

そして、TOEIC900点からでも英語力はずっと向上していくことができます。40歳だろうが50歳だろうが、気持ちを若く持つことができれば、英語力は必ずや向上できます。(ただ、向上するための時間は長くかかるようにはなりますが・・・)

今回は、

  • 英文法の洋書を使った英語学習
  • Kindleを使った英語多読
  • 大学受験参考書を使った英文読解の学習

についてご紹介させていただきました。

これは、どれも、非常に重要であり、本記事を読んでいただいた英語学習をされている皆さんにもお勧めできる学習法だと思います。

できれば、読んでいただいた皆様からもご意見をいただき、みんなで情報共有しながら英語学習をしていけたらと考えています。

以上、最後までお読みいただき、ありがとうとざいました。

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