AI翻訳で英語学習は不要になるか?

英語一般

AI 翻訳が発達したら、英語学習は不要になるんじゃないの?

もし、翻訳技術がもっと進んだら、外国語を学ぶ必要がなくなるかもしれないわね。

という風に考えて、「今から英語学習をする必要ってあるの?」と疑問を持たれている方も、かなりいらっしゃるのではないでしょうか?

これについて、私の意見を述べたいと思います。

AI技術で「なくなる仕事」と「なくならない仕事」

AI技術で「なくなる仕事」

AI技術が発達すると、「なくなる仕事」と「なくならない仕事」があるとされています。
簡単に、なくなる仕事はどういう仕事かというと、

  • 単純作業がメインの仕事
  • 比較的定型的な仕事

エクセルの繰り返し作業をやっている事務員とか、そういう職種は、AIが置き換わる可能性が高いといわれています。

あと、現在のAIでは「ディープラーニング(深層学習)」という技術が使われていて、これは「大量のデータから、ある特徴量を抽出する」のが得意です。

工場での画像検査などで、大量のOK品から、NG品を抽出するとか、そういうのはたぶん、人間ではAIに勝てないと思います。

また、この特徴を考えると、実は、弁護士などはAIに置き換わる可能性があります。

大量の「判例」から、「今、取り扱う事例に近い特徴を持つ」事例を抽出するのは、AIの最も得意とするところだからです。

ただ、弁護士の場合は、困って依頼してくるお客さんに対して、人が対処してあげる必要があるとも考えられ(インターフェースが人である必要がある)、もしかしたら、弁護士がAIを使って判例を探したりするようになる、という風になるのかもしれません。

でも、そうなると、弁護士は今までのような高給ではなくなるかもしれませんね。

AI技術でも「なくならない仕事」

なくならない仕事としては

  • クリエイティブな仕事(想像力を働かせる必要がある仕事)
  • インターフェースが人間である必要がある仕事

などの仕事であると言われています。

クリエイティブな仕事は、絵をかいたり、詩を書いたり、AI技術を進化させたりするような仕事ですね。

機械ではできない、人間にしかできない創造的な仕事がこれにあたります。

インターフェースが人間である必要がある仕事というのは、例えば、レストランのウェイターとか、私たち人間が、「ロボットだと、拒否反応を起こすもの」と考えていただければと思います。

ここまでのところは、以下のサイトを参考にさせていただきました。

AIが仕事を奪うとは?なくなる仕事・残る仕事とAI時代の職業選択のポイント | AIdrops
「AIが発展すると仕事がなくなる」「多くの人がAIによって仕事が奪われる時代が来る」など、機械学習や人工知能に関する技術の発展とともに、雇用に関する影響への不安や心配をよく耳にするようになりました。AIが社会に浸透することで、これまでの仕事はなくなるのか、なくならないのかその議論は尽きることはありません。 今の仕事がA...

英語を使う仕事は「なくなる?」「なくならない?」

私は、英語を使う仕事をする人は、「インターフェースが人間である必要がある仕事」である可能性が高いと思っています。

つまり、英語を使う仕事は、仕事にもよりますが、AI技術が普及しても「なくならない仕事」がかなり多いと思います。

例えば、海外の自動車会社に製品を買ってもらおうとして、「私たちは、このような技術を開発してきた。ぜひ、貴社で使ってほしい。」と、一生懸命に英語学習して言ってきた技術者と、これを、AI翻訳機を使って日本語で伝えてきた技術者と、同程度の技術力の会社の2名から話があったら、どちらの技術者から製品を買おうと思いますか? 

そして、往々にして、英語をしっかり学ぶような、地道に学習に取り組む社員の多い企業のほうが、技術力も高いと思います。

逆の立場で考えた方がわかりやすいかもしれませんね。

例えば、アメリカ人のAさんが、「製品を買ってもらいたい」と一生懸命、日本語を勉強して「これを買ってください。」とお願いにくるのと、Bさんが英語で「これ、かってください」というのとでは、どちらから買いたいと思いますか?

やっぱり、AI翻訳機だと、情熱とか、努力とか、そういう人間的なものは何も伝わらないと私は思います。

言語には、このように、熱意を伝えたり、努力を伝えたり、文字に現れるもの以外を伝えられる何かがあるんだと私は思います。

また、あとで記事を書こうと思っているんですが、英語を学ぶと、日本語を反省する機会も生まれて、日本語も上達すると思うんですよね。

日本語を使ううえで誤解を生みやすい注意すべきポイントとかも理解できるようになるし、英語学習は「意味を相手に伝える」だけが目的ではない気がしてます。

まとめ

AI翻訳技術が進歩しても、英語学習をすることには、かなりのメリットがあると思います。

しかも、英語を使う仕事で、AIに置き換わる仕事は、思いのほか少ないと思います。

私自身は、AI技術とは関係なく、「自分の目で英語を読みたいし、自分の口で英語を話したい」と思っているので、英語学習を継続していきたいと思います。

英語学習も、続けていくと結構面白いですよ。みなさんも、ぜひ、「AIが置き換わる」という「やらない理由」を考え続けるのではなく、「英語ができて活躍している未来の自分」を思い描いて、英語学習を続けてほしいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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