「英語を話せるようになりたい。」
と、思っている方は、結構いるのではないでしょうか?
もちろん、「話す」のも重要ですが、「聞く」や「読む」「書く」もそれに劣らず重要なのではないでしょうか?
「聞ける」ことの重要性
会話は、「聞く」と「話す」で成り立っていて、この両方とも重要と思います。
どちらが重要かと言われれば、私は「聞く」ことだと思ってます。
それがなぜかというと、相手の言うことを聞けてさえいれば、話せなくとも身振り手振りで何とかなるかもしれませんし、空港などで「ゲート変更のアナウンス」などがあったときは、聞けていれば対処できますよね。
話すことは聞いた後のリアクションになる場合が多いと思います。
そもそも、聞けてないとリアクションが取れないという意味で、実は聞くことのほうが重要です。
プレゼンは英語で何とかできるけど、質疑応答が難しいと思うのは、事前に準備した内容を覚えただけでは対応できないからという理由だけではありません。
相手の言うことをしっかりと聞き取るのが難しいという理由もあると思います。
しかし、「英語を話せるようになりたい。」という人は多い一方で、「英語を聞けるようになりたい。」という人はほとんどいないですよね。
「英語を話したい」というのは、「英語ができるようになりたい。」と同じ意味で使っているという人が多いということでしょうか。
また、「英語を話したい」というのは、だれしも思うことだと思いますが、私が思うに、話す内容のほうがそれ以上に重要だと思います。
内容の薄いことを、たくさんしゃべれるようになったところで、外国の方とは友達になれないと思います。
ですので、自国の文化を紹介できたり、難しい哲学的な内容のことも話せるようになったりしておくと、カッコイイですし、友達もたくさんできるようになりそうだと思います。
私自身は、そこまでの領域には達してませんが、目指すところはそういうところだと思います。
「読む」ことと「書くこと」の重要性
ここから、話は少し変わりますが、社会人で英語を学習している人は、「話すこと」以上に、「読むこと」と、「書くこと」が重要だと思います。
その理由は、海外とのやり取りなどが発生する場合、最近ですと、やっぱりemailを使う場合が多いと思います。
そうすると、まずは、相手のメールを読まないとまりませんし、返信する場合は、英文のメールを書く必要がありますよね。
話し言葉の場合は、多少、文法的に間違えた言い方をしても許容されると思いますが、書き言葉の場合は、あまり変な文章を書いてしまうと、「教養がない人」と思われてしまいます。
そして、それが仕事に悪影響を及ぼすことがあると思います。つまり、きっちり読んで、しっかり書く技術が、かなり求められていると思います。
このように考えるときに、TOEICをちゃんと学習すると、emailのやり取りなどが出題されるので、とても学ぶことは多いと思います。
「役に立たない」などと思わず、本当に役に立つ英文がたくさん出題されますので、これを学ばない手はないと思います。
また、これらのemailを、かなりスピーディに読まなければならないという、かなり実務的な側面もテストされますので、TOEICで高い点数を取れると、実務の処理速度が速い人だと思ってもらえると思います。
また、「英語を読める」と、インターネットで世界中の情報を収集できるようになるので、これは非常に大きいと思います。
特に、日本では、情報が隠蔽されてしまうことが比較的多いので、英語の情報を収集できると、いざというときにかなり有益な情報が得られるという意味で、この強みは計り知れないものがあると思います。
また、趣味の情報などを、英語で取得できるようになると、趣味ももっと楽しくなると思います。
総合的に学びましょう
やはり、英語は、「話す」のみではなくて、「読む」「書く」「聞く」などを総合的に五感をフル動員して学習するのが最も正しい学習の仕方だと思います。
そして、いきなりアウトプットするのは無理なので、まずは、インプット学習を中心にやると良いと思います。
その点、「読む」「聞く」が中心になっているTOEICテストは、まさに、社会人学習者向けのテストになっていると思います。
最近は、コロナウイルスの関係で、受験するのが大変(抽選になっている)ですが、早く収まってまた受験したい人ができるようになるといいなぁと心から思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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