添乗員なしの海外旅行って、どのぐらいの英語レベルで行けるだろうか?
どんな準備が必要ですかね?
このような疑問を抱かれている方もいらっしゃると思います。
私は、TOEIC700点のときに、友達を誘って添乗員なしの海外旅行に行ってみました。英語ができるとメリットがあることとして、自由に海外旅行ができることが挙げられると思います。
そこで、今回は、「添乗員なしの海外旅行」への準備として、どのようなことを私が実施したのかをご紹介したいと思います。
旅行向けの英会話本の学習
私は、TOEIC700点の時に、ドイツに留学している友人を訪ねて、ヨーロッパ旅行をしました。詳細は、後ほどご紹介しようと考えているのですが、イギリス・フランスからドイツに行くという旅行をしました。
ワイワイ楽しくいきたかったので、友達も誘って、2人でドイツに行きました。
お勧めの英会話本の紹介
TOEIC700点までは取得していたのですが、英会話にはあまり自信がなかったので、まずは、準備として、以下の本を使って英会話の学習をしました。
この本は、素晴らしく良かったと思います。どこが良かったかというと、
- 実践的(ダイアログ形式となっている)
- 見やすい(左のページにダイアログ、右のページに覚えるべきフレーズが載っている)
- 英語がナチュラル(ネイティブスピーカーによる本である)
- 遭遇しそうなシチュエーションが網羅されている
ということです。よく、フレーズだけ覚えるタイプの旅行会話集とかあると思うんですが、この本はダイアログ、つまり、対話形式になっているんですね。
なので、実際に、フレーズがどのように使われるかが良くわかるというところが、かなりお勧めなポイントとなっています。
また、左側のページがダイアログで、右側のページに覚えるべきフレーズとか解説が載っているので、かなり見やすいですし、英語もかなりナチュラルな感じで、CDの音声もリアリティがあってよいです。
遭遇しそうな以下のシチュエーションがきちんと想定されています。
- 空港・機内での会話
- 宿泊に使う会話(予約・チェックインから苦情の言い方、チェックアウトまで)
- 交通・移動の会話(タクシーでの指示の出し方、レンタカーの借り方など)
- 飲食の会話(レストランの予約、注文、苦情の言い方など)
- 買い物(おすすめのお店を教えてもらう、試着する、商品を包装してもらうなど)
- 観光・レジャー(博物館の場所を尋ねる、日程を確認する、チケットを買うなど)
- トラブル(救急車の呼び方、迷子の対処法、航空チケットをなくした場合など)
- おしゃべり・アナウンス(初対面の人との会話、ナイトクラブでの自己紹介まで)
これ1冊あれば、おおよそ、困ったときにどのように会話をすればよいのかがわかるようになっていると私は思いました。
残念ながら、新しい本は絶版になってしまっているようですが、中古本は売っているようですので、興味ある方はぜひ、購入してみてください。
学習法
この本は、ダイアログ形式になっていることもあり、TOEIC700点の当時の私としては、結構、難しかった記憶があります。(今見ると、結構、簡単に見えます。)
旅行に行く1か月前ぐらいから、この本の学習を始めました。学習の順番としては、
- スクリプトを読んで、文法、単語をチェック
- わからないところを調べて、文章の意味を把握
- 聞きながら音読
- 車の中で聞き流し
- シャドウイング&一人ロールプレイ
このような順番で学習しました。
やはり、「読んでもわからない英語は聞いてもわからない」ということは明確ですので、まずは、「参考書を読んでわかる状態に持っていく」のが重要です。
2.まで実施すれば、「読めばわかる」ようになります。その状態で、「聞いてもわかる」ようにするために、3.聞きながら音読 を実施します。
これで、「聞いてもわかる状態」になります。
そうなったら、「聞き流し」をしても英語学習の効果がでるようになるので、4.車の中で聞き流し をします。
ここまでの流れについては、「正しい聞き流しのやり方」という記事にまとめてますので、詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。
これをすれば、リスニングに関しては能力がかなり向上するので、今度は、「自分で話せるようにする」ために、「シャドウイング」と「ロールプレイ」をやりました。
シャドウイングは、何も見ずに英語を聞いてそのまま聞こえた英語を口から出すことを意味します。
ロールプレイは、自分が、参考書の登場人物になりきって、相手が何かを聞いてきたら、それに答えたりすることを言います。
ここまでやれば、なんとなく、聞くこともできるし、話せるようになります。
実際に、アテンダントなしの海外旅行で話せたのか?
「実際に話せたかどうか?」については、詳細には、次回の記事でご紹介しようと考えます。
結論を先に述べてしまえば、「旅行する分には十分に通用」しました。
ロンドンでは、地下鉄のSuicaのようなカードに指定した金額をチャージしてもらえましたし、ホテルのチェックインもできました。
また、ミュージカルシアターの場所がわからなくなって、警官に聞いたんですが、そういう会話もできました。
また、フランスでも(フランスは、あまり英語が通じなかったですが)、ベルサイユ宮殿に行くときの電車の乗り換えについて教えてもらえました。
ドイツも(ドイツは比較的、英語が通じました)、まったく問題なく旅行できました。
よく、企業で海外出張に行って良いTOEIC点数が730点になっているのも、確かに、そのぐらいの英語力があれば、問題なく、出張先にたどり着けるという意味において、ものすごく妥当な点数だと私は思いました。
そのぐらいの英語力があって、1か月ぐらい、海外旅行の英会話を学べば、出張などはおおよそ困ることはないのではないか、というのが現在の結論です。
なので、海外出張に行きたい方は、ぜひ、TOEIC730点ぐらいを目指して英語を学習することをおすすめします。
まとめ
今回は、TOEIC700点ぐらいだった、当時の私が、アテンダントなしで海外旅行に行った時の、準備方法についてご紹介しました。
箇条書きでまとめますと
- TOEIC700点ぐらいだと、海外旅行英会話に特化した準備が必要である
- 教材は、「英会話フレーズ道具箱」がかなり良かった
- 学習法を紹介した(聞きながら音読や、聞き流し、ロールプレイがおすすめ)
- 結論として、十分に海外旅行を楽しむことができた
- TOEIC700点ぐらいだと、準備をすれば、アテンドなしの海外旅行が可能
ということだと思います。
添乗員付きの海外旅行も、私は結構好きで、凄く楽しいと思います。一方で、添乗員なしの海外旅行は、すごい冒険心が満たされて、添乗員付きの海外旅行とは全く異なった楽しみがあります。
正直、エッフェル塔に行ったときは、何時間も待たされたので、事前に予約して添乗員さんがいた方がかなり楽だったかなぁと思う一方、ドイツのライン川クルーズをした時などは、友達同士で気兼ねなく、優雅な時間を過ごせてよかったので、添乗員さんがいなくてよかったと思いました。
「添乗員なしの海外旅行」にチャレンジできるという意味で、英語学習をすると凄いメリットがあると思います。添乗員さんがいると、いるなりに面白く、いないと、いないなりに面白いのが海外旅行と思います。両方楽しめるといいですよね!
みなさんも、ぜひ、添乗員なし海外旅行にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?そのために、英語学習を一緒に頑張ってやっていきましょう!
以上、最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
「第1回、イギリス編」はこちらです。
コメント