TOEICって、問題がPart1からPart7まであるらしいよ。どこから勉強していけば良いんだろうか?
そもそも、Part1からPart7って、どういう問題なのかしら?
以上のように思われている方、いらっしゃるのではないでしょうか?私も、受験するまでは、各Partでどのような問題が出るのか、わかりませんでした。ですが、やっぱり、これを知らないと、試験対策もできませんので、紹介したいと思います。
TOEIC各パートの解説
これは、TOEICの公式ページを見るのが一番早いです。
簡単に説明しますと、
- Part1:絵を見ながら英語の説明を聞いて、絵に一番近い説明を選ぶ。
- Part2:短い会話を聞いて、正しい応答を選ぶ。
- Part3:長めの会話(2人~3人)を聞いて、正しいものを選ぶ。
- Patt4:長めのアナウンスを聞いて、正しいものを選ぶ。
- Part5:文法・語彙問題。穴埋めで正しいものを選ぶ。
- Part6:文法・語彙問題ではあるが、少し長めの文章の穴埋め。
- Part7:文章読解問題
という感じです。Part~Part4がリスニング問題で、Part5~Part7がリーディング問題です。
リーディングとリスニングの能力を総合的に判定するテストなので、いろんな問題が出題されます。ですので、最初に学習する方は、「どこからやればいいんだろうか?」と思いますよね。これを解説していきます。
どのPartから学習すべきか?
私は、Part5の学習から始めるのをおすすめします。おすすめの学習順番をいかに示しておきます。
- Part5(&6)
- Part3
- Part4
- Part7
- Part2
- Part1
Part5(&6) 英語の基礎固め 文法と単語
やはり、英語学習において、「英文法」と「英単語」の学習は一番の基礎になると思います。その点、Part5をちゃんとやると、これらを学ぶことができ、英語の基礎をしっかり作ることができるので、おすすめです。
Part3⇒4 発音・リスニング・リーディングの総合学習
Part5をある程度学習したら、次はPart3の学習に手を付けるのをおすすめします。理由は、
- 英語学習には発音も重要
- 音声を使って、返り読みしないで読むトレーニングができる
- Part7よりも英文が簡単なので、リーディングもこっちからやった方が挫折しない
- リーディングよりも、リスニングのほうが点数が上がりやすい
だからです。「この単語知ってる!」と思っても、案外、スペルを見てわかっても、発音されてわかるとは限らないんですよね。
例えば、「schedule」って単語がありますが、これは普通に「スケジュール」という意味だというのはわかると思います。ただ、TOEICだと、結構「シェジュール」みたいに発音されることが多いです(イギリス英語)。なので、スペルと発音を一致させていく学習も必要です。
また、特に、私と同じぐらいの世代の社会人ですと、高校英語で習ったのが「訳読」が多かったと思ます。これは、漢文読みのように読む方法で、返り読みとかしていたと思います。
つまり、英語を左から右に高速に読んでいくトレーニングはあまりしてないと思います。なので、音声を使って、ネイティブスピーカーの人が読むのと同じように、文章を読む訓練をする必要があります。
音声を使うと、左から右に読んでいかざるを得なくなるので、これが良いトレーニングになります。つまり、リスニングパートの問題を、リーディングパートの練習に使ってしまおうというわけです。
なので、これができるようになると、Part7の点数があがりますので、一石二鳥ですね。また、Part7の問題は、語彙とかも比較的難しいのがでてきたりするので、初学者がこればかり勉強していると、挫折してしまうおそれがあります。
それに、英語を聞くというのは、英語を勉強している気分になるし、モチベーションも上げやすいと思います。
また、実は、TOEICは、リスニングパートのほうが簡単というか、点数を取りやすいんですね。私がTOEIC915点を取得したときは、リスニング495点、リーディング420点でした。
TOEIC900点を取得する場合、リスニング480点、リーディング420点、のような取り方の人が多いと思います。700点とったときは、おそらく、リスニング380点、リーディング320点ぐらいだったと思います。やっぱり、リスニングのほうが伸びやすいのは間違いないと思います。
Part4も、Part3と同じような感じですすめてしまいましょう。
Part7 リーディングの練習
それが終わったら、ある程度、英文が返り読みしないで読めるようになると思いますし、語彙力も増えてくると思いますので、そうしたら、Part7に手を付けても良いと思います。
Part7は、いわば、TOEICの「ボス」です。ここで点数を取るのが一番難しいと思います。私は、TOEIC900点を超えたときでさえ、最後まで問題が解けなかったです。
学習の仕方としては、これも「音読」したら良いと思います。何度も音読して、すらすら読めるようになったら黙読して・・・というのを地道にやるしかないと思います。
Part2⇒1 瞬発的リスニングの練習
実は、私はPart2とPart1は、そこまで勉強しませんでした。
ですが、リスニングはPart3とPart4をひたすら勉強したおかげで満点をとれました。ただ、やっぱり、ある程度英語ができるようになると、Part2とかPart1は、一つの単語が聞き取れないだけで間違えてしまうので、結構難しいパートと思います。
また、Part2は、「直接答えない問題」があって結構難しいですね。例えば、「そのシャツはどこで買ったんですか?」という問いがあったとして、「場所が出てくるはずだ。。。」と思って聞いていると、そのような回答がなくて、「誕生日プレゼントでもらいました。」みたいなのが正解だったりするんですよね。
こういうのは、正直、結構難しかったのを覚えてます。ただ、だからといってあまり練習はせずに、模試を解いたときに必然的にPart2の問題も解くので、特に対策はしなかったです。
まとめ
私がお勧めする順番は、
- Part5(&6)
- Part3&4
- Part7
- Part2&1
ということでした。
重要なのは、
- 英文法と語彙を覚えて、英語学習の基礎固めをする(Part5)
- 英語の語順で聞いたり読んだりできるようにする(Part3&4)
というところですね。ここが最重要と思います。そのあとは、比較的どうでもいいと思います。
私の反省としては、もっとPart7の勉強をしておけばよかったとは思いますが、それでも、900点は取れたので、勉強の順番は間違えてなかったと思います。
それに、「読解」というのは比較的高度なジャンルと思いますので、これはじっくりこれから取り組めばいいテーマだとも思います。
上記の順番は、効率的な順番だと思います。ただ、「継続する」ことが英語学習では一番重要と思いますので、この記事を参考にして、自分でいろいろやってみて、ご自分に合った継続できる方法を模索することも重要と思います。
少しでも、「英語力を上げたい。」と思って頑張っている皆さんのお役に立てれば幸いです。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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