
漫然と勉強しても続かないから、英語試験をターゲットにしたいんだけど、何を受けたらいいんだろう?

そうね。英検、TOEIC、TOEFL、IELTSとかいろんな試験があって、どれが良いのか分からないわ。
というような悩みを持たれている方もおられるのではないでしょうか?
いろいろな英語の試験があるから、どれをターゲットにして勉強してよいか、わかりにくいですよね。
今回は、これらの悩みにこたえていきたいと思います。
まずは結論を先に
色々な試験がありますが、私は、やはり「TOEIC」が良いと私は思います。理由を箇条書きでいくつか挙げてみます。
1.初学者のレベルをうまく計測できるテストであること
2.「受かった」「落ちた」の2パターンではなく、点数で英語力を測定できること
3.日常会話やビジネスでも使える英語を学べること
4.日本語で書かれている教材が豊富で、質が高いものが多いこと
5.文法が問われること
初学者のレベルをうまく計測できるテストであること
TOEICの良いところは、「初学者向けの問題がある」ことだと思います。
TOEIC300点レベルの英語力も、きちんと測定できるのがとても良いと思います。
TOEFLやIELTSだと、TOEIC300点レベルの英語力は測定できないと思います。
Part1やPart7の最初のほうは、英文も簡単ですし、初学者がやってもある程度できる、というのが初学者向けとしてよいポイントだと思います。
おそらく、いきなりTOEFLの問題をやると、ほぼ100%挫折すると思います。私はTOEIC900点を取得しましたが、それでも、TOEFLの英語はかなり難しいです。
実は、TOEICは日本発の試験らしく、通産省(当時)の人が、TOEFLを作っている団体であるETSというところに、「TOEFLでは難しすぎるので、もっと簡単な日本向けの試験を作ってくれないか?」とお願いしてできたテストだというのを、どこかで読んだ記憶があります。
日本人向けの試験になっているとのことなので、日本人にはもってこいの試験になっていると思います。
「受かった」「落ちた」の2パターンではなく、点数で英語力を測定できること
「点数で英語力を測定できる」というのも、とても良いと私は思います。
英検みたいに「受かったか落ちたか」だと、2級と準1級の間にも結構レベル差がありますし、その間のレベルというのは測定できません。
やはり、細かく英語の実力を把握できるというのが良いと思います。
私はドラクエが好きだったので、自分を主人公に見立てて、自分をレベル99に上げていく取り組みとしてTOEICを利用しています。
TOEICはドラクエだ!と考えると、英語学習も少しは楽しくなりますよね。(ただ、ドラクエの場合は放置しておいてもレベルは下がらないですが、TOEICの場合は勉強しないとレベルが下がっていってしまうので注意が必要です。)
日常会話やビジネスでも使える英語を学べること
「日常会話やビジネスで使える英語を学べる」というのも良いと思います。
「そんな試験の英語なんか使えない。」という意見もあるようなのですが、少なくとも、私は、TOEICの英語を会社でもよく使っています。
特に、Part7のemailの文章とかは使えて、例えば、「Please feel free to contact me.」とか「Please don’t hesitate to contact me」(どちらも、「気軽にコンタクトしてください。」の意味)とかの表現はそのまま使ってます。
Part4では、空港で悪天候により飛行機が遅れて、ゲートが替わるようなアナウンスの問題が良く出題されます。
TOEICをしっかりできるようにしておけば、旅行や出張などで実際に飛行機が遅延してしまったとしても、アナウンスをきちんと聞き取ることができて、困らずに済みます。
身近で使える英語の表現が学べるテストになっていて、本当によく考えられているテストだなぁと私は思います。
日本語で書かれている教材が豊富で、質が高いものが多いこと
これも、重要ですよね。TOEICは本当に素晴らしい日本語の教材が多いです。
今、私はTOEFLの学習をしているのですが、TOEFLはやはり日本だと需要が少ないらしく、教材は圧倒的にTOEICのほうが良いのが多いです。
日本と韓国ではTOEICが盛り上がっているようなので、良い教材も多いんでしょうね。
これをうまく利用しない手はないと思います。教材に関しては、のちほど、おすすめの教材を紹介していこうと思います。
文法が問われること
ほかの記事でも述べましたが、社会人が英語学習する場合は、英文法の学習は最重要と考えてます。
英文法は、英語の基礎です。ですので、TOEICを利用して、英語の基礎である文法の学習ができるというのは、非常に良いことだと私は思います。
TOEFLは、英文法を直接問われる問題は出題されません。
TOEFLの場合、英文法ができなくて点数が伸びていかない人が結構多いと聞いたことがあります。
帰国子女の人は、比較的ペラペラしゃべれてしまって、TOEFLiBTで80点ぐらいは行くらしいですが、ここから100点までなかなかいかない(英文法の基礎がないから)ということらしいです。
TOEFLは初心者向けではないので、TOEICのような親切さはないと思います。
私は中学英文法の復習から英語学習を始めて、高校英文法とかもやったんですが、やっぱり、その後のTOEICの点数は、40歳を過ぎてもすごく伸びていきました。
これは、英文法という英語の基礎に力を入れた効果だと思います。
最後に
ということで、私は社会人の方にはTOEICをおすすめします。
英検3級や英検準2級からやる、という選択肢もあるかなとは考えてます。
ただ、TOEFLとかIELTSとかは難しいので、最初に手を出さないことをおすすめします。
TOEIC試験をうまく利用して、一緒に英語力を向上させていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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