英語学習のメリット、海外出張編(準備編、TOEIC850点時)

英語一般

海外出張って、TOEIC何点ぐらい取れれば行けそうですか?

海外出張に向けてどんな準備したの? 海外出張に行ったことないから体験談が聞きたいわ。

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。そこで、今回は、海外出張に向けた準備や、TOEIC何点ぐらいあれば不安なく海外出張に行けるかなどをご紹介したいと思います。

まずは結論から

海外出張に必要なTOEICの点数について

当然だと思いますが、「海外でどのような英語を使うか」によってレベルが異なります

空港での手続き、ホテルのチェックインなどに必要なレベル

添乗員なしで海外旅行に行った経験上、これはレベルがあまり高くありません。英語力がなくても、「型」だけを覚えていけば通用するレベルです。この辺まででしたら、TOEIC600点ぐらいあれば十分かと思います。

その代わり、「型」がしっかり覚えておく必要があります。例えば、ホテルのチェックインだと、

I’d like to check in.

チェックアウトは

I’d like to check out.

相手に何かしてほしいときは、

Could you ~?

レストランで注文したいときは、

I’ll have ~.

などです。特にチェックインに関しては、バウチャーチケットをそのまま渡せばしてくれてしまうので、心配無用と思います。そのほか、道を尋ねたり、簡単な会話も必要であれば、Toeic700点ぐらい必要になってくると思います。この場合は、730点ぐらいを目指して勉強すればよいと思います。

「Toeicは使えない。」とか何も知らずに言う人もいますが、実は、ホテルでお勧めのレストランを尋ねたり、道を尋ねたりする英語もPart3などでは出題されますし、かなり実践的な英語が勉強できるので、私は初学者に強くお勧めします。ただ問題を解くだけではなくて、自分でも、問題に出ている英語を口に出して言ってみるのがとても重要と思います

プレゼンテーションをこなすのに必要なレベル

プレゼンテーションは、実は結構難しいです。私は当時はTOEIC850点ありましたが、これはかなり難易度が高く、何度も練習しました。そうはいっても、TOEIC400点ぐらいで海外発表してしまう人もいるようですので、これは、「練習すれば何とかなる」のかもしれません。

ただ、プレゼン以上に難易度が高いのが「質疑応答」です。やはり、相手の質問が聞き取れないと、こちらからもしゃべれないですので、かなり高い英語力が求められると思います。

そう考えると、みなさん「英語をしゃべりたい」という方が非常に多いのですが、実は「英語を聞き取る」のがものすごく重要なことがお分かり頂けると思います。私は、スピーキングよりもリスニングのほうが重要と思ってます。自分だけしゃべって、相手の話を聞かない人って嫌ですよね。

私は、ソフト会社の役員相手にプレゼンしたのですが、たぶん、プレゼン内容は伝わったと思うのですが、そのあとの質疑応答で、思うようにしゃべれませんでした(ただ、聞き取れはしました。)。先ほど、「聞き取りのほうが重要」と言ったものの、もちろん「話すのも重要」です。

質疑応答には、やはり、800点レベルぐらいは求められるのではないか、と私は感じています。

ビジネスで使うレベル

これも、厳密に言ってしまえば、「挨拶だけで済むのか。」それとも、「かなり細かい商談までやるのか。」、「技術的な内容の詳細までディスカッションする必要があるのか。」などによって、求められる英語力はかなり異なると思います。

挨拶だけで済む場合は、とりあえずはTOEIC600点ぐらいを取得したうえで、挨拶の英語に特化して学習すればOKと思います。

商談や、技術の詳細内容までディスカッションする場合は、これは相当高い英語力が必要になると思います。商談や技術のレベルにもよりますが、TOEIC800点や900点は少なくとも必要と思います。

私の場合は、当時は850点でしたが、これでも「全く英語力が足りてない」と感じました

また、海外発表などに行く場合は、実は、発表そのものよりも、その後の懇親会などで話をすることが重要になります。発表は、その後のフィードバックを得られた方がずっと良いからです。

このレベルになると、やはり、少なくともTOEIC800点ぐらいは必要になると思います。そして私は900点を取得後も、まだ英語能力が足りているとは到底思えず、「英語力の向上」を目指して頑張って勉強を続けてます。

以上が、「どのぐらいのレベルがあれば、海外出張に行けるか。」の私なりの回答です。

一般的なビジネス英語の学習は以上で、次に、実際に海外出張に向けてどのような準備をしたのかを紹介したいと思います。

海外出張に向けた英語の準備

ビジネス英会話の準備

私が海外出張に行く前に、学習に使用した本をご紹介しておきたいと思います。この本はビジネスで英語を使う方には特におすすめです。

この本の良い点をまとめます。

  • ・Nice to meet you から始まる本当に基礎的な英会話から載っている
  • ・プレゼンテーションで使う英語まで網羅されている
  • ・ダイアローグ(対話)形式になっているので、実際に使われる英語を把握しやすい

ただ、この本は少々難易度は高いです。「NHKラジオ ビジネス英会話」の内容をまとめた本です。NHKビジネス英会話というのは、難しいので有名だと思います。

勉強のやり方は、「添乗員なしの海外旅行 準備編」と同じですので、こちらをご覧いただければと思います。

プレゼンテーションの準備・発表練習

業務中に自席でブツブツ呟きながら練習

仕事で使う資料なので、資料自体はもちろん業務時間中に作成しました。そして、言う内容を英語でまとめました。

そして、それをブツブツ言いながら自席で練習しました。練習していると、資料のほうを直す必要があったりして、資料のブラシュアップにもなります。

これは、日本語でやっても同じように練習する必要があると思います。日本語での発表のときも、英語でやったときと同じように、自席でブツブツ練習してました。

英語クラブでみんなに見てもらった

一人だけでやっていると、やはり主観的になってしまうと思うので、誰かほかの人に発表を聞いてもらうのが良いと思います。

私は、英語クラブをやっていたので、クラブの皆さんにも資料確認と、英語の内容をチェックしてもらいました。

こういう時は、やっぱり一緒に学ぶ仲間がいるといいですよね。英語クラブの詳細は、記事にしておいたので、興味がある方はぜひご覧ください。

空港のラウンジで練習

準備は万全にしたつもりではあったのですが、英語のプレゼンが初めてだったこともあり、プレゼン相手がソフトウェア会社の役員だったということで、念には念を入れて、空港のラウンジでも「ブツブツ発表練習」を何回も実施しました

午後4時か5時ぐらい発の便だったと思うのですが、午前10時ぐらいについて、ラウンジで発表練習をしていました。

あとは、ビジネスクラスで行けたので、ラウンジを楽しみたいというのもあって早く行って練習しました。

これで、準備万端、アメリカへ・・・・と言いたいところなのですが、実は、プレゼンがあった日は、カンファレンスの午前中の発表は聞かないで、ホテルの部屋にこもって発表練習を続けたのでした・・・。

やっぱり、英語は難しいので、事前準備は大切だと思います。

これは、次回、ご報告したいと思います。

まとめ

それでは、今回の記事をまとめたいと思います。英語のレベルに関しては、

  • 海外出張の目的により、求められる英語レベルが異なる
  • 空港の手続きや、ホテルのチェックイン・アウトだけならTOEIC600点でも対応可能
  • 一般的には、TOEIC730点ぐらい取得していれば大丈夫
  • ビジネス英語やプレゼンには、TOEIC800点以上あると良い
  • その場合も、かなりの努力が必要である

ということだと思います。

私が、事前準備として、

  • ビジネス英会話の練習
  • 使った参考書は「即戦力がつくビジネス英会話 日向清人著」でお勧めです
  • 自席で、ブツブツ呟きながら練習
  • 英語クラブのみんなに意見をもらって練習
  • 空港のラウンジで、最後の最後まで練習

などを行いました。

いかがでしたでしょうか。

私の傾向としては、かなり高いレベルをもとめてしまいがちなので、ちょっと厳しめの意見になっているかもしれません。ただ、やはり、英語力は高いに越したことはないと思います。そして、一生懸命英語を頑張れば、海外の皆さんにもその熱意は通じるのではないかと考えています。

当時、TOEIC850点は取得できていましたが、それでもなお、この程度の努力は必要だったということです。

「そんな大変なのか」と思われた方もいらっしゃると思います。

ただ、やっている本人は、これを「大変」とは思わずに、案外、楽しんでやってしまっているんですね。空港のラウンジで美味しい食事をとったりしながら、英語の練習したのは結構楽しかったです。

なので、みなさんも、英語学習が軌道にさえ載ってしまえば、楽しく英語学習を進めていくことができると私は確信しています。

そして、その軌道に乗せるのが意外に大変だったりすると思うので、その辺のノウハウなどを包み隠さず、公開できればいいなと考えています。

みんなで、楽しく、英語学習を進めていきましょう!

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ボストン編はこちらから

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