プロビデンスでは何をしてきたんですか?
また、観光に行ってしまったんですか?
前回の、「ボストン編」に引き続き、「プロビデンス編」をお伝えしていきたいと思います。
ボストンは有名だと思うのですが、プロビデンスと聞いてすぐにわからない方もいらっしゃると思いますので、簡単にご紹介しておきたいと思います。
プロビデンスは、ボストンから南に約100km程離れたところにあります。ですので、電車では1時間ぐらいで行けましたし、実は車でもう一度ボストンに観光しに戻ったのですが、その時も、結構すぐな感じでした。詳細は、以下をご覧ください。
まずは結論から(英語は通じたか?)
ホテルの手続きの英語は、まったく問題なく通じました。チェックアウトのときは、
I’ll come to this hotel next year!
といったら、ホテルの方は笑ってくれました。
プレゼンテーション自体も、何度も練習した成果で、結構うまく行きました。また、英語での質疑なども結構できました。
Should we determine material parameters by physical tests?
というのは、そのまま覚えてなくても口から出てきました。
また、研究所内も見学させてくれたのですが、その案内の英語もおおよそ理解できました。
ということで、結論としては、「いろいろな人と話せたし、プレゼンも成功だったので、大変有意義でした。」ということです。
ボストン編に引き続き、仕事の内容よりも、観光の話が多くなるとは思うのですが、どうぞ、最後までお付き頂ければ嬉しいです。
訪問の目的
訪問の目的は、公式上は、ソフトウェア改善要望を出しに行ったということです。
本当に困っていた問題1点と、あとは、ドイツに留学していた友達からもらった課題と、自分で考えた課題2つの合計4点の課題を持っていきました。
そして、プレゼンテーションを行って、「この4点を改善して頂けないでしょうか?」とお願いしてきました。
また、訪問した裏の目的としては、ボストンのカンファレンス参加だけで終わってしまうと、直帰しなければならいので、土日で遊べないということがありました。
次の週に打ち合わせを設定することで、土曜日と日曜日が遊べることになるので、どうしても、それを目指しました。
なぜ、そこまでしたかというと、どうしても行きたい場所があったからでした。それは、今使っているソフトウェアの生まれた大学にどうしても行きたいという願いがあったからでした。これは、後ほどご紹介します。
技術紹介&ディスカッション
まずは、自己紹介と会社紹介を行ったうえで、現在、このソフトウェア会社が作っているソフトを応用して開発してきた技術についての紹介を行いました。
そして、本題の「技術改善要望」について話をしました。
技術者の方は、本当に親身になって話をしてくれました。本当に困っていることと、私が訪問のために考え出した問題、友達からもらった課題は、見破られた感じでした。
本当に困っている問題に対しては、「なるほど、確かにそれは困りますね。」というようなことを言ってくれましたが、友達からもらった課題については「それをやることによって、あなたはどういうことができるようになるのか?」などを本気で聞かれました。
「私が、何かできるようになるというよりも、ソフトウェアの開発が簡単になると思うんですが・・・」と主張してみましたが、そういう主張はあまり通じなそうな感じでした。
やっぱり、ソフトウェア開発の技術者として、お客さんの役に立ちたいと考えて仕事をしていることが良く伝わるディスカッションでした。
最後には、私たちの会社向けに資料を作ってくれていて、これにはとても感動しました。みんな良い技術者でした。
また、驚いたのが多様性があることでした。当初、白人男性がたくさん出てくるのかと思っていたのですが、2人しかおらず、あとは、インド人や台湾人の女性がいたり、中国人の男性がいたりしました。
アメリカは、そういう多様性の上に成り立っているんだと改めて認識しました。
観光
宿泊したホテル
宿泊したホテルは「オムニ プロビデンス」というホテルです。
結構、良いホテルでした。ホテルの部屋は以下のような感じでした。
プロビデンスでも、結構良いホテルに宿泊することができました。
そして、ソフトウェア会社の役員の方に紹介してもらった、某自動車メーカーの方に、「明日、ブラウン大学に行きませんか?」と言ってみたところ、「ぜひ、行きましょう!」と言ってくれたので、次の日は、その方と一緒に有名なシミュレーションソフトウェアの生まれた大学である、ブラウン大学に行って見ることにしました。
ブラウン大学
ブラウン大学は、あまりなじみのない方もいらっしゃると思うのですが、アイビーリーグの一つで、アメリカでも非常にレベルの高い大学です。ノーベル賞受賞者も7名ぐらいいるとのとことで、日本だと名古屋大学と同等かそれ以上の大学だと思います。
エマ・ワトソンも、実は、ブラウン大学を卒業してます。クローズアップ現代の国谷さんも、実はブラウン大学を卒業してます。
大学を散策していたら、熊がいました。
大学の時計台でも写真を撮影しました。
周りの街並みも、とてもアカデミックな雰囲気で、「こんなところで勉強できたら良かったなぁ・・・」と人生2番目の後悔をしました(一番目はハーバード大学)。
このような感じのところで、今、私たちが使っているシミュレーションソフトが生まれたんだなぁ・・・と考えると、とても感慨深いものがありました。
ロードアイランド、ニューポート
そして、次の日はニューポートに観光に行きました。
雰囲気は凄い良いところでしたが、雨が降っていたのが少し残念でした。ここで、以下のような昼食を食べました。屋台みたいなところで売っていて、結構おいしかったです。
アメリカは食事があまりおいしくないのかなと思っていきましたが、どこへ行っても結構おいしかったです。というよりも、美味しいところに選んで連れて行ってくれたという話かもしれません。
観光(再び、ボストンへ)
そして、次の日はなんと、「プロビデンスには、あまり観光スポットがないね。」という話になり、またボストンに戻って観光しました。
J.F.ケネディミュージアム
せっかく車で行ったので、街の中心からは少し離れたところに行ってみました。J.F.ケネディミュージアムに最初に行って見ました。
中は、冷戦時の展示などがかなり豊富にありますので、だいぶ楽しめました。キューバ危機などは、中で簡単な映画での紹介などもありましたので、興味があるかたは、ぜひ、行って見てください。
ちなみに、私は映画の文字が流れていくのが速すぎて、当時は全く読めませんでした(当時、TOEIC850点)
William Prescottの銅像があるタワー
それから、William Prescottの銅像があるタワーに登りました。William Prescottについてはこちらをご覧ください。
ここは、塔の上からの景色がとても良かったです。
左から、「William Prescottの銅像」、「私たちが登ったタワー」、「タワーからの景色」の写真です。ここも凄い良いところでした。
ハーバード大学(再び)
そして、「ボストン編」でも訪問したハーバード大学に、また行きました。やっぱり、みんながボストンで行きたいというのは、ここなんですね。
今度は、生協の本屋さんに行けて、膨大な図書の量に圧倒されました。日本で言うと、東京駅の「八重洲ブックセンター」や池袋の「ジュンク堂」ぐらいの規模でした。
ボストンに行ったときは、また行って見たい場所です。
さらば、アメリカ
そして、チェックアウトして空港に行くということで、またボストンへ向かいました。
上記の写真はホテルから撮影しました。とてもきれいなホテルでしたし、この日は快晴でとてもすがすがしかったです。
空港では、ラウンジがあったので立ち寄りました。ビジネスクラスで行くとラウンジが使えるのが良いですね。
上記のようなカレーも食べられて、空港のラウンジはなかなか快適でした。
上の写真は、ラウンジから撮影した、帰りに乗った飛行機です。
そして、帰りもビジネスクラスで帰ってこれました。
帰りは窓側で、景色が見やすくて良かったです。そして、さらば、アメリカ・・・。
そして、日本に到着して、少しハプニングがありました。成田空港に着陸しようとしたところ、混んでいて着陸できず、羽田空港に向かいました。
「お、ラッキーだな。羽田のほうが自宅に近いから、そっちの方が良いや。」と思っていたところ、3時間ぐらい機内で待機させられたうえ、羽田を離陸し、成田へ向かったのでした・・・。
おかげで、家に到着したのが夜の12時ぐらいで、疲れ果てました・・・。
まとめ
それでは、今回のプロビデンス編をまとめます。英語に関しては
- ホテルや空港の手続き関係の英語は全く問題がなかった
- プレゼンテーションもうまくできた
- 質疑応答も比較的よくできた
- ビール工場などのネイティブスピーカーがナチュラルスピードで話す英語は全く聞き取れなかった
というところだと思います。
出張に行くという点では、TOEIC850点があれば、十分かなと思えました。
また、シミュレーション会社の役員からは、英語学習の方法を聞き出せました。この方は、実は「全く英語の学習はしなかった。」そうです。TOEIC400点台ぐらいで、アメリカ転勤になって、そこで英語を使って何とか業務をこなしていったところ、「毎月、TOEICスコアが100点ぐらいずつ伸びていった。」そうです。
そして、「TOEIC800点を超えたあたりで、TOEICを受験するのはやめた。」と言ってました。
やっぱり、海外に飛び込んでいってしまう、というのも英語上達の方法としてはアリなんだなぁと感じました。そして、TOEICはそういう英語力の伸びをしっかりと計測することができる試験なんだと改めて思いました。
ただ、この方は例外だと思いますので、このブログでは、日本でどうやって英語力を伸ばすかにフォーカスしたいと思います。
また、「なんだ、遊んでばかりじゃないか。」と思われた方もいらっしゃるかとは思うのですが、実は、一緒に遊んだりすることで、シミュレーション会社の役員ともだいぶ仲良くなれて、その後、仕事でも会社に来てもらったりしました。
こういう人現関係の構築も、海外出張に行けたからできたのだと思います。
つまり、英語を学習すると、仕事や人脈などの幅を拡げることができ、人生の選択肢も増やすことができると思います。
英語学習は、続けられるようになれば楽しくなってきますし、できるようになったときのメリットがかなり大きいと思いますので、ぜひ、みなさんも英語学習を始められることをお勧めします。
いろんな英語学習をご紹介していきたいと思います。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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