TOEIC850点~915点の学習法

TOEIC関係

40歳を過ぎてから、TOEIC900点を超えたって、いったい、どういう学習をやったんですかね?

と、実生活では聞かれることが結構ありました。そこで、どのように学習したかを紹介していきたいと思います。

900点越えを目指すための学習内容

850点を取得してからは、本気で900点越えを狙い始めました。

850点までは高校英文法の簡単な参考書をやったんですが、ここからは、完璧を期すために、より詳細な高校英文法の参考書とPart5(英文法と語彙のパート)の学習をやりました。

まずは、どの本で学習したかを紹介しておきましょう。

英語クラブでの「英文法」学習

TOEIC850点をゲットできたときに、会社の英語研修がちょうど終わってしまいました。「せっかく、ここまで勉強してきたんだから、もう少し勉強したいよね。」ということで、一緒に英語研修を受けていた人と「英語クラブ」を立ち上げることにしました。(英語クラブの詳細については、別の記事で紹介したいと思います。)

その英語クラブでも、英文法の勉強をみんなで実施したのですが、そこでは「Forest」という文法書を使いました。今は売っていないようですので、Forestと内容はほとんど同じ、Evergreenのほうを紹介しておきます。

これは、分厚い本で、まだ半分ぐらいのところまでしか進んでません。

英語クラブでは、「一人が講師役」をやって、他の人がそれを聞いて、みんなでディスカッションするという流れで実施してました。

私は「人に教えようとすること」が一番自分自身の勉強になると思います。勉強するにあたって、「あの人はこう質問しそうだ。質問されたらなんて答えようか。」と考えると、自分自身、凄く勉強になるんですね。

これは、英語だけではなくて、実は会社で実施していたシミュレーション技術研究会でも、同じ経験ができて、私が講師になってみんなに教えていたんですが、実は、教わっていたみんなよりも、私自身が一番勉強になっていたのではないか、と思います。

これは、とてもおすすめな勉強法です。妄想でもいいので、「誰かに教えよう」と思いながら学習すると、だいぶ、理解や覚えが良くなると思うので、一度、試してみてください。

TOEIC用の学習で使用した本と、学習方法について

TOEICのPart5対策に使用した本が、以下の本です。

えっ?またTEX加藤さんの本?

と思われた方もいらっしゃるは思いますが、上記の本は、TOEIC対策本のなかで、一番良かったです。これは、本当に素晴らしい本で、私は何度もやりこみました。

最初の1回目問題を解いたときは、できた問題に「〇」、怪しい問題に「△」、できなかった問題に「×」をつけていきました。そして、2回目も1回目とまったく同じように、もう1回全部問題を解きました。

そして、「〇」が2個ついている問題以外を、全部、Googleドキュメントに問題文と解説を書き写しました!(よく、そんな時間がかかることやりましたよね・・・。)

でも、やってよかったと思うのは、英文を何回も書いて、英文に慣れたことと、解説も日本語で全部打ち込んだんですが、タイプして書いていると、理解も深まるんですよね。

そして、これは何を意図してこんなに大変なことをやったかというと、「そのあとの学習を楽にするため」だったんです。

どういうことかというと、一度、パソコンに打ち込んでしまうと、「〇がついた問題を消すことができる」ので、「△」「×」の問題だけ解くことができるようになるんです。

そして、この「△」「×」がついた問題をひたすらやって・・・・

また「〇」が2つついた問題を抜いて、「△」と「×」の問題をやって・・・・

というのを繰り返して、全部の問題が「〇」が2つになるまでやりました。

今考えると、「よくもまぁそんな大変なことを・・・」と思うのと同時に、「やっぱり、英語学習はこういう泥臭いことも必要だなぁ・・・・」とも思います。

そして、ここまでやったのは、「TOEIC900点を超えたい」からだったんです。

TOEIC800点ぐらいまでは普通に学習していればどんどん点数が上がっていくのですけれども、TOEIC900点近くなってくると、なかなか点数があがらなくなってきて、「ミスする問題を徹底的に減らす」必要がでてきます。そこを意識して、このような面倒くさいことも実施してみました。

「効率よく」というのは、気持ちはわかるんですが、そういう思いは捨て去ったほうが、長い目で見れば英語力が向上するのではないか、とも思ったりしてます。

一見、効率が悪そうに見えても、こういう泥臭い学習が、本当に英語力向上のためになったと、今になっても思います。

また、Part5を徹底的にやったのは、やはり、「リーディングパートの一番初めにある問題」だからです。ここを速く・適切に問題を解かないと、Part7で時間が足りなくなってしまいます。

Part7で時間切れをさけるために、Part5を速く解けるようになろうと考えたのでした。(それでも、Part7では最後の10問ぐらい時間が足りずに残ってしまいました。)

Part6の対策は?

これは、のちほど記事を書こうとは考えていますが、「模試を解く以外は全くやらなかった」です。

Part6は、Part5の長文編のようなものなので、Part5だけしっかりできるようにしておけば、あとは模試を解くぐらいで良いと思います。今から考えても、そのようにしてよかったと思います。

「聞きながら音読」の継続

850点を取得するまでに実施していた「聞きながら音読」は、そのまま継続しました。

ただ、だんだん英語ができるようになってきていたので、スクリプトを見ないでやる「シャドウイング」もこの時期からだんだんとできるようになってきました。

「聞きながら音読」について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

ひたすら模試を解いた

あとは、ひたすら模試を解いたりしてました。おすすめの模試の参考書をおすすめします。

この本の良いところは、「かなり正確な予想点数を算出することができる」ことです。

公式問題集では、すごい幅のある予想点数しか出してくれないんですが、この参考書を使うと、かなりピンポイントの点数を出してくれて、それがかなり正確です。

私の場合は、実際に受験したTOEICテストとまったく同じ点数が、この模試の予測点数として出ました。この模試には5セットの問題が入っているんですが、その中の2つ抽出してやった問題で、どちらも同じ点数がでました。

また、解説も丁寧で、私が実施したTOEIC模試の参考書のなかで、私はこの本が一番おすすめです。これは、TEX加藤さんのTOEIC本に比肩する完成度だと思います。

リスニングに関しては、同じシリーズの以下の本を使いました。

これも、リーディング編と同じで、かなり高い完成度を誇っていると思います。かなりおすすめの一冊です。現在は、このシリーズは、「3」まで出版されているようです。「2」のリーディングまで実施したのですが、これはかなり完成度が高かったので、このシリーズは買って間違いないと思います。

この本は、1度、全部解き終わったあとは、この本を使って「聞きながら音読」や「シャドウイング」を実施しました。何回も何回も勉強する価値のある本だと思います。

まとめ

今から考えると、「英語クラブを立ち上げて」「人に教える取り組みをして」「無駄とも思える問題と解答の書き写しもやって」「ひたすら問題を解いた」と、実にいろいろなことを実施したと思います。

今から考えると、どれも英語力の向上にすごい貢献してくれたと思います。

やっぱり、英語学習はいろんなことにチャレンジすると効果がでると思います。だからこそ、大変だと思う一方で、楽しいと思いますし、TOEICで目標の点数が取れたときとか、海外でプレゼンして成功したときなどの充実感はとてもあるんだと思います。

反省点としては、「リーディングの参考書」を使って、もっと音読をやればよかったと思います。

TOEIC915点をとれた時は、「何回も何回もすらすら言えるようになるまで、聞きながら音読」をしたリスニングでは満点が取れた反面、少しおろそかにしてしまったPart7では、最後まで問題を解ききることができず、10問ぐらい残ってしまいました。

TOEICで満点を目指すには、「読むスピードの向上」と「語彙力の強化」が必須と考えています。これらの課題を乗り越えていく途中経過を、みなさんに共有していきたいと思います。(といいつつ、今はTOEFLの英単語の学習をやってます。これも、のちほど、実施方法などを記事にしたいと思います。)

英語学習は、「楽しくやって」、「大変なこともやって」、「目標を達成して達成感を味わう」のが醍醐味なのではないか、と思う、今日この頃です。

少しでも英語学習の参考になれたら、うれしいです。

以上、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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